校長ブログ

摂南大学出前授業 ~PCR技術に触れてみよう~

摂南大学出前授業 ~PCR技術に触れてみよう~

12月12日(金)午後、摂南大学理工学部から尾山廣教授と学生の方にお越しいただき、希望者対象の特別実験イベントを開催しました。第1回となる今回のテーマは「菌体数計測実験~乳酸菌飲料には本当に乳酸菌が宣伝されている数だけ入っているのか?~」。目には見えない乳酸菌を、PCR技術を利用して確認するというものです。

私は会議で最初の15分程度しか見学できなかったのですが、コーディネートしてくださった理科のK先生が当日の様子を報告してくださいました。

『出前授業の実施時間:13:30~16:00頃

予定では15:30には終える予定だったものの、生徒たちの手技による影響もありますが、何よりも生徒たちがそれぞれの操作や装置などに興味を示してくれていたこともあり、細やかな説明が多くなってしまったことも原因です。生徒たちは、特に実験操作でとても楽しそうにしていました。

SSH指定校など一部の高校を除き、基本的に大学以降の機関でしか使用することのない(決めた量の液体を測り取り移すことができる)ピペットマンを使用したピペット操作は、「すごい!おもしろい!(1-7 YさんとMさん)」と感動していました。ボルテックス(振動撹拌機)に触るだけでも十分面白がっておりました。

PCRの電気泳動の実験結果は、時間の都合上一部の生徒にしか現物を見せられておりませんが(後でClassroomに結果の写真を配信予定)、見ることができた生徒(1-1 Iさん)は、暗室にてUV照射した電気泳動後のゲルの中に光るDNAのバンドを見て「すごい・・・」と声を漏らしておりました。

細かい原理については、まだまだ咀嚼しきれていないと思いますので、追ってClassroomにてできる限りフォローを入れて、彼らにとってのよき収穫につながるよう努めて参りたいと思います。』

「やってみたい!」と今回の企画へ参加を希望してくれた生徒が1年生に何人もいることを嬉しく思っています。科学にワクワクする気持ちを、これからも大事にしてくださいね。ご多用のところ本校へお越しくださった摂南大学の尾山教授と大学4回生のKさん、生徒たちに貴重な機会を与えていただきありがとうございました。コーディネートから報告まで担ってくださったK先生もお疲れ様でした。1月に実施予定の第2回も楽しみにしています!

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