本日の午後、豊中市消防局の救急隊員を講師としてお招きし、部活動の部員と教職員を対象に救命講習会を行った。
先週行った事前講義に続き、本日は2回目の講習として、心肺蘇生法、AEDの使用方法等の実技を学んだ。
倒れた人を発見した場合、周囲の人が取るべき行動は次のとおりである。
①安全を確認
②倒れた人の反応を確認
③周りの協力者を集める
④119番通報とAEDの手配(周りの協力者に対し、指名して依頼)
⑤普段通りの呼吸があるかを確認
⑥胸骨圧迫を実施
⑦人工呼吸を実施
⑧救急車が到着するまで心肺蘇生を継続
講師の先生には、参加者が手順どおりできているかチェックいただいた。
参加者が、手順「③周りの協力者を集める」を飛ばしてしまった際には、講師の先生から「救急車が到着するまで一人で心肺蘇生を続けられますか?」との声。
実際、119番通報から救急車が到着するまで平均約9分間(豊中市では約6分間)かかるとのこと。
胸骨圧迫を1分間続けるだけでも息が上がるのに、一人だけで続けることは難しい。手順にはそれぞれ重要な意味があって、それを実体験として学ぶことの大切さを感じた。
参加者全員が真剣に取り組んでおり、救命への意識を高めるいい機会になりました。豊中市消防局の皆さん、本当にありがとうございました。