1年生、2年生の「総合的な探究の時間」では、実際の企業から、今後、事業展開していくための新規プロジェクトや新商品の開発などのミッションを受け取り、それについて、豊島高生がアイデアを考え、企業に提案していく取組みを行っている。
6月22日(木)、2年生は、いよいよ企業からのミッションを受け取り、検討をスタートすることになった。
ご協力いただく企業は、だれもが知っている7つの大手企業。生徒たちは、この中から、事前に興味のあるところを選んでおり、この日は企業の方にもお越しいただき、企業ごとに部屋に分かれて行った。
牛丼チェーンを展開する企業からのミッションは、「人間の『心を魅了する』挑戦を提案せよ!」である。
「心を魅了する」とはどういうことか、まずは、班ごとに30個ずつ挙げよとのこと。美味しいものを食べたとき、きれいなものを見たとき、親切にされたとき、好きなことに出会ったとき、頑張ったことが認められたとき・・・・。私も一緒に考えてみたのだが、うーん、なかなか30個挙げるのは難しい。
乾電池や産業用電池を開発している企業からのミッションは、「『人類の奥底にある力』を掘り起こしてもっと生きたい地球をはじめるプロジェクトを提案せよ!」である。
この部屋では、まずは、人類の力にはどんなものがあるか、奥底にある力は何か、班ごとに30個ずつ挙げよとのこと。どの班も頑張って15個くらいまでは挙げられるのだが、そこから先になかなか進まない。でも、みんな楽しそうに、ああでもない、こうでもないと意見を出し合っている。答えのない問いについて考えること、そして、その中で生まれるアイデアが大切なんだと改めて感じた。
今後、各班ごとにさらに検討しながら、企画を作り上げていく予定である。